ケアマネ試験を効率よく解くコツ|時間を無駄にしない問題の解き方【実体験】
はじめに
ケアマネ試験は、120分で60問を解く試験です。
数字だけを見ると「1問あたり2分ある」と思うかもしれません。
しかし、実際には5つの選択肢それぞれについて、
「これは正しいのか」
「これは間違っているのか」
を判断しながら解いていく必要があります。
私は試験本番で、分からない問題に時間を使いすぎないことと、ケアレスミスをできるだけ防ぐことを意識して問題を解きました。
今回は、私が実際の試験で行った、時間を無駄にせず問題を解いていく方法と、効率よく見直しをする方法を紹介します。
※この記事は2025年度(令和7年度)のケアマネ試験を受験した実体験をもとに執筆しています。
60問でも実際には多くの判断が必要になる
ケアマネ試験は、5つの選択肢の中から、問題文で指定された数の正しいものを選ぶ形式です。
例えば、「正しいものを3つ選べ」という問題なら、5つの選択肢を確認し、その中から正しい3つを選びます。
仮に5つの選択肢すべてについて○か×かを判断すると考えると、60問×5択なので、最大300個の選択肢について判断することになります。
もちろん、途中で正解が分かる場合もあります。
しかし私は、正解だと思う選択肢が必要な数だけ見つかっても、基本的には残りの選択肢まで確認するようにしていました。
正解が分かっても5つの選択肢を確認した
例えば、
「正しいものを3つ選べ」
という問題で、最初の3つがすべて○だと思ったとします。
その時点で答えは決まったように見えます。
しかし、4つ目や5つ目を読んだときに、
「これも○なのでは?」
と思う可能性があります。
もし○が4つになれば、最初に○だと思った選択肢のどれかを間違えて判断していることになります。
また、問題文を読み間違えている可能性にも気付けます。
そのため私は、正解が途中で分かったと思っても、5つすべてに○か×を付けて確認していました。
少し時間はかかりますが、ケアレスミスを防ぎ、解答の確実性を上げるためには大切だと考えていました。
最初に「いくつ選ぶ問題なのか」を書いておいた
私がもう一つ行っていたのが、問題文で指定されている正解の数を、問題番号の下に書いておくことです。
例えば、
「正しいものを2つ選べ」なら、問題番号の下に「2」と書いておきます。
「正しいものを3つ選べ」なら「3」と書きます。
ケアマネ試験では、問題によって選ぶ数が異なるため、問題を解く前に書いておくことで、「この問題はいくつ選ぶのか」を意識しながら解くことができます。
この「2」や「3」は、最後の見直しでも使いました。
難しい問題も簡単な問題も同じ1問
私が時間の使い方で特に意識していたのが、難しい問題も簡単な問題も、同じ1問ということです。
難しい問題が出てくると、
「もう少し考えれば分かりそう」
と思って、つい時間を使いたくなります。
しかし、そこで長い時間を使ってしまい、最後の2〜3問を解く時間がなくなってしまったら非常にもったいないです。
後ろに残っていた問題が、自分なら簡単に答えられる問題だった可能性もあります。
難しい1問に時間を使いすぎるより、まずは自分が分かる問題をすべて解いて、取れる点を確実に取る。
私はこの考え方で試験を進めました。
1周目は「すぐ分かる問題」だけを解く
試験が始まったら、私は第1問から順番に問題を解いていきました。
選択肢には○か×を書いていきます。
そして、5つの選択肢を確認して、
「これは自信を持って答えられる」
と思った問題はマークシートへ解答し、問題番号にも○を付けました。
この問題番号の○は、
「自信を持って解答できたので、見直しの優先順位が低い問題」
という意味です。
逆に、少しでも自信がない場合は問題番号に○を付けませんでした。
そして、選択肢の中に○か×か判断できないものがあった場合には、その選択肢に△を書きます。
考えれば分かりそうでも、そこで長く考えることはせず、問題番号にも△を付けて次の問題へ進みました。
ただし、選択肢に△があっても、それ以外の選択肢だけで答えを自信を持って確定できた場合は、その場でマークシートへ解答しました。
その場合は、あとで確認できるよう問題番号には○を付けませんでした。
私の場合、1周目は約1時間だった
私はこの方法で、まず自分がすぐに答えられる問題を最後まで解きました。
実際の問題用紙を確認すると、1周目の時点では、
- 介護支援分野:○15問・△10問
- 保健医療福祉サービス分野:○28問・△7問
でした。
合計すると、○43問・△17問です。
これはあくまで私が実際に受験したときの結果です。
○と△の割合は、その人の得意分野や勉強の進み具合、その年の問題によっても変わると思います。
そのため、
「○が何問あれば良い」
という基準としてではなく、私がこの方法で実際に問題を解いたときの一例として参考にしてください。
大切なのは○の数ではなく、分からない問題で止まらず、自分が答えられる問題を先に最後まで解くことです。
私の場合、1周目を終えるまでに約1時間かかりました。
△が多い場合でも、1周目ではその場で考え込まずに飛ばしていくため、私より1周目が早く終わることもあると思います。
その分、2周目で△の問題を考える時間が多く必要になるため、時間配分は人によって変わります。
2周目で△の問題を考える
1周目が終わってから、私は△を付けた問題へ戻りました。
ここで初めて、すぐには答えられなかった問題をじっくり考えます。
私の場合は、△の問題を解くために20〜30分ほど使いました。
ただし、ここでも1問だけに長い時間を使いすぎないことが大切です。
残り時間と△の数を見ながら、「この問題にあと何分使えるか」を考えながら進めます。
私は2周目では、分からない問題も含めてすべてマークシートへ解答しました。
どうしても分からない問題は、自分が一番正しいと思うものを選び、それでも分からなければ最後は勘でも解答しました。
分からないからといって空欄のまま提出すれば、その問題が正解になることはありません。
最後まで必ず何かを選んでおくことをおすすめします。
見直しにも優先順位を付けた
すべての問題に解答したら、残った時間で見直しを行いました。
ただし、私は第1問からもう一度すべて見直したわけではありません。
まず確認したのは、マークシートへの転記ミスがないかです。
問題用紙で自分が選んだ答えと、マークシートに記入した答えが一致しているかを確認しました。
さらに、問題を解く前に問題番号の下へ書いておいた「2」や「3」と、自分が○を付けた選択肢の数が合っているかも確認しました。
例えば、「正しいものを2つ選べ」という問題なら、○を付けた選択肢が本当に2つになっているかを確認します。
○の数が合っていることを確認できたら、問題番号の下に書いておいた「2」を丸で囲んでいました。
この丸は、「自信を持って解けた問題」に付ける問題番号の○とは別で、選択数を確認した印として使っていました。
これによって、
「2つ選ぶ問題なのに3つ選んでいた」
「3つ選ぶ問題なのに2つしか選んでいなかった」
といったケアレスミスにも気付きやすくなります。
問題の内容が分かっていても、選ぶ数を間違えてしまえば不正解です。
そのため私は、
「問題用紙とマークシートの答えが一致しているか」
と
「指定された数だけ選べているか」
の両方を確認していました。
次に、問題番号に△を付けた問題や、問題番号に何も印を付けていない問題を優先して見直しました。
ここは最初から自信がなかった問題なので、もう一度問題文と選択肢を確認します。
さらに時間が余れば、最後に問題番号へ○を付けた、自信を持って答えた問題まで見直します。
つまり私の見直しは、
- 問題用紙とマークシートの答えが一致しているか確認する
- 指定された「2つ」「3つ」と、自分が○を付けた数が一致しているか確認する
- △や無印の自信がなかった問題を見直す
- 最後に○を付けた自信のある問題を見直す
という順番でした。
これなら、まず転記ミスや選択数の間違いを確認し、そのあとに間違えている可能性が高い問題から優先して見直すことができます。
私の場合は○の問題まで見直すことができた
私の場合は、
- 1周目:約60分
- △の問題:約20〜30分
- 残り時間:見直し
という時間配分になりました。
最終的には、問題番号に○を付けていた問題まで見直すことができ、試験終了時には残り数分でした。
もう少し時間に余裕があれば理想的だったと思います。
それでも、すべての問題へ解答し、自信のない問題を考え直し、最後には自信のある問題まで見直すことができました。
そのため、私自身は時間を比較的うまく使えたと思っています。
ただし、△になる問題の数や問題を解くスピードは人によって違います。
「1周目を必ず60分で終わらせる」
と考える必要はありません。
過去問を使ってこの方法を試しながら、自分に合った時間配分を見つけておくことをおすすめします。
問題用紙には必ず○・×・△を書いておく
私は問題用紙へ直接、○・×・△を書いていました。
これは試験中に自分の判断を整理するためだけではありません。
試験が終わったあと、問題用紙を使って自己採点するためにも役立ちます。
自分がどの選択肢を○と判断し、どの答えを選んだのか残しておけば、試験終了後にも確認できます。
そのため、頭の中だけで判断するのではなく、問題用紙へ残しておくことをおすすめします。
この方法は過去問で一度練習してほしい
今回紹介した方法は、私が実際のケアマネ試験で行った解き方です。
私には非常に合っていましたが、問題を解くスピードや得意・不得意は人によって違います。
そのため、いきなり試験本番で行うのではなく、紙の過去問を解くときに一度試してみることをおすすめします。
実際に120分を計り、
「1周目に何分かかったか」
「△はいくつ残ったか」
「見直しに何分残せたか」
を確認して、自分が使いやすいように調整してみてください。
まとめ
私が試験本番で意識していたのは、難しい問題に時間を使いすぎず、まずは自分が取れる点を確実に取ることです。
そのために、
- 5つの選択肢に○・×・△を書く
- 問題で指定された正解数を先に書いておく
- 自信を持って解けた問題番号には○を付ける
- 分からない問題には△を付けて後回しにする
- 1周目で分かる問題をすべて解く
- 2周目で△を考える
- 最後は転記ミスと選択数を確認し、自信のない問題→自信のある問題の順で見直す
- 分からない問題でも最後は必ず解答する
という方法を使いました。
ケアマネ試験では、難しい問題も簡単な問題も同じ1問です。
一つの難問に時間を使いすぎるより、まずは自分が分かる問題を最後まで解き、取れる点を確実に取る。
そのうえで残った時間を難しい問題と見直しに使う。
私はこの方法で、120分の中ですべての問題を解き、最後の見直しまで行うことができました。
次の記事では、
「ケアマネ試験当日の流れ|会場到着から試験終了・合格発表まで実体験で解説」
について詳しく紹介します。

