ケアマネ実習とは?|5つのプロセスを実体験で解説
はじめに
ケアマネ研修の前期課程が終わると、次はいよいよ実習が始まります。
私は実習前、「利用者さんのお宅へ同行して見学することが中心なのかな」と思っていました。
しかし、実際はそれだけではありませんでした。
私が受講した研修では、ケアマネジャーの仕事を5つのプロセスに分け、実際の業務を見学・体験しながら理解を深めていきました。
今回は、私が実際に経験したケアマネ実習の内容や5つのプロセスについて紹介します。
※この記事は2026年(令和8年)に大阪府で受講したケアマネ実務研修・実習の実体験をもとに執筆しています。実習の内容や進め方は地域や年度によって異なる場合があります。実際に受講する際は、研修実施機関から案内される最新情報をご確認ください。
ケアマネ実習では5つのプロセスを学んだ
ケアマネ実習先はどう探す?については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
私が受講した大阪府のケアマネ実務研修では、実習で次の5つのプロセスを学びました。
- アセスメント
- プランニング
- サービス担当者会議
- モニタリング
- 給付管理
私が受講した研修では、それぞれ3時間以上実施する必要があり、1日に実施できるのは最大2プロセスまででした。
そのため、5つのプロセスをすべて実施するには、最短でも3日間必要になります。
実習の時間数や進め方については、受講する研修の案内を確認してください。
私が実習した流れ
私は3か所の居宅介護支援事業所で実習を行いました。
実際の組み合わせは次のとおりです。
1か所目
- アセスメント
- モニタリング
2か所目
- プランニング
- サービス担当者会議
3か所目
- 給付管理
私の場合は、実習先によって対応できるプロセスが異なったため、このような組み合わせになりました。
アセスメント
私が実習した事業所では、利用者さんの事例をもとに、必要な情報をOCMAシートへ整理していきました。
最初は、「ここまで細かく情報を整理する必要があるのか」と驚いたことを覚えています。
生活状況や身体状況だけでなく、家族構成や生活環境なども含めて情報を整理し、一つひとつの情報がケアプランにつながっていくことを学びました。
また、このOCMAシートをもとに、実習後はケアプランなどの課題を作成しました。
実習の進め方は実習先によって異なり、利用者さんへの聞き取りなどを行う場合もあります。
プランニング
プランニングでは、利用者さんの生活状況や課題を整理した情報をもとに、必要なサービスや支援内容を考えていきました。
私が実習した事業所では、主任ケアマネジャーと一緒に内容を確認しながら進めました。
「なぜこのサービスが必要なのか」「本人らしい生活を支えるにはどうすればよいか」を考えることが大切だと学びました。
利用者さん一人ひとりに合わせたケアプランを考える難しさと、責任の重さを感じたプロセスでした。
サービス担当者会議
サービス担当者会議では、ケアマネジャーだけでなく、利用者さんやご家族、サービス提供事業所など複数の関係者が参加していました。
それぞれが専門的な立場から意見を出し合い、一人の利用者さんを多職種で支えていることを実感しました。
教科書だけではイメージしにくかったサービス担当者会議の雰囲気を実際に見ることができ、とても勉強になりました。
モニタリング
モニタリングでは、実際に利用者さんのお宅へ訪問しました。
最初は少し緊張していましたが、主任ケアマネジャーは利用者さんと自然に世間話をしながら、体調や生活の様子を確認していました。
私は、「質問をする」というよりも、「会話の中から必要な情報を確認している」という印象を受けました。
また、利用者さんから「孫に似てるね」と笑顔で話しかけていただいたことがあり、緊張が少し和らいだことを今でも覚えています。
実際のやり取りを見ることで、何気ない会話から利用者さんの状態や生活の変化を把握することの大切さを学びました。
給付管理
実習前の私は、給付管理について「数字を入力するような業務なのかな」というイメージを持っていました。
しかし実際に見学すると、サービス事業所から届いた内容とケアマネジャー側で把握している内容が一致しているかなど、細かく確認していました。
内容に違いがあれば確認や修正が必要になるため、正確さが求められる業務だと感じました。
利用者さんと直接関わる場面とは異なりますが、ケアマネジャーの重要な業務の一つだと実感しました。
実際のケアマネジャーの仕事を見て感じたこと
実習中、主任ケアマネジャーには何度も電話がかかってきました。
利用者さんやご家族、サービス事業所など対応先はさまざまで、一つの仕事をしていても、電話が鳴るたびに別の対応へ切り替えていました。
また、私が実習した事業所では、一人のケアマネジャーが要支援・要介護を合わせて約40人を担当していると聞きました。
これは私が実習先で聞いた人数ですが、実際の仕事を見ることで、多くの利用者さんを担当しながら連絡調整や書類作成などを進めていることが分かりました。
利用者さんと直接話している時間だけでなく、電話対応や書類作成、サービス事業所との連絡調整にも多くの時間を使っていたことが印象に残っています。
実習を通して、ケアマネジャーには調整力や判断力が求められる仕事なのだと実感しました。
社会資源調査票も作成した
私が受講した研修では、5つのプロセスとは別に、社会資源調査票も作成しました。
私は自宅周辺の介護サービス事業所について調査し、
- 所在地
- サービス内容
- 営業時間
- 事業所の特徴
などをまとめました。
実際に調べてみると、自宅の近くにも知らなかった介護サービスがたくさんあることに驚きました。
社会資源調査票については、別の記事で詳しく紹介します。
まとめ
私が受講したケアマネ実務研修では、
- アセスメント
- プランニング
- サービス担当者会議
- モニタリング
- 給付管理
という5つのプロセスを実習で学びました。
実際のケアマネジャーの仕事を見ることで、教科書だけでは分からなかった利用者さんとの関わり方、多職種との連携、電話対応や書類作成などの実務を知ることができました。
私自身、実習を終えて、ケアマネジャーは利用者さんやご家族、多職種と関わりながら、多くの調整や判断を行う仕事なのだと改めて実感しました。
次の記事では、
「ケアマネ実習の課題は想像以上だった|OCMAシート・ケアプラン作成を実体験で解説」
について紹介します。

